皆さんこんにちは。リブラクリニック目黒院の足立です。
早速、先週に引き続き、
シアリスの話をさせていただこうと思います・・・が!ここで少し当院の先生にバトンを渡したいと思います。
やはりこういった専門的な話は僕なんかよりも、医師からの説明のほうがよいと思いますので。
では、先生お願いします。(以下当院医師談)
まずED治療薬として現在処方されている、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類の薬剤についてですが、ED治療自体が保険診療を認められていないので自費診療になります。
薬剤の専門書を見ても、上記の3種類のED薬は病院などの保険医療機関で処方される場合の薬の値段である『薬価』というものが書かれていません。
よって、ED薬を処方する自費診療のクリニック等では、独自に薬の金額を決めているのが現状です。
クリニックによって薬の金額が多少違うことがあるのはそれが原因です。
そこで、なんとかして上記のED薬が保険医療機関での保険診療による処方で入手できないかと考える方が出るというのは当然のことかと思います。だれでも同じものなら安く手に入れたいですからね。
実はED薬と同じ成分の薬が保健診療で処方されている事例はあります。
これが先週お話していたネットで話題になっていた真相なのですが、今からそのような薬について述べたいと思います。
まず、
バイアグラに関して。
バイアグラの有効成分は『シルデナフィルクエン酸塩』という成分で、その成分と全く同じ内容の保険診療にて処方できる薬がバイアグラの製造元であるファイザー製薬より『レバチオ』という名で2008年4月より販売されています。
ただし、レバチオは1錠あたりのシルデナフィルクエン酸塩の含有が20mgであり、バイアグラの25mgや50mgと比較すると内容量が少ない錠剤といえます。
薬価は20mg1錠で1179.80円です。
しかも、このレバチオですが、『肺動脈性肺高血圧症』という稀な疾患の治療薬として厚生労働省より認可が下りているものなので、一般(肺高血圧症でない)の方が処方を受けるのはまず不可能です。
ちなみに、シアリスと成分が全く同じ薬である『アドルシカ』も『肺動脈性肺高血圧症』の治療薬として厚生労働省より認可が下りていて、2009年12月より販売されています。
こちらは1錠20mgで薬価は1720.80円となっています。がレバチオと同様に一般の方が処方を受けるのは不可能となっています。
・・・話を折ってしまって申し訳ありませんが今回はこの辺りにさせていただいて、また次回に続きます。
まさかこの話題でこんなに長くなってしまうとは思いませんでしたが、あまりネットで調べてもこういった話はのっていなかったりするので詳しく先生に話してもらおうと思います。
それではまた。
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